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考古考古 |1.山口県周辺の縄文時代資料 |2.東日本の縄文時代資料
|3.山口県周辺の弥生時代資料 |4.山口県周辺の古墳時代資料
|5.山口県周辺の古代寺院跡出土資料 |6.山口県周辺出土の銭貨
|7.石器石材参考資料 |8.考古複製・模造資料

4.山口県周辺の古墳時代資料


製塩土器
山口市美濃ヶ浜
 土器製塩とは海藻を用いて塩分濃度を高めた海水(鹹水)を、専用の土器で煮沸して塩の結晶を採集する方法をいいます。本遺跡出土の製塩土器は古墳時代に属します。薄い鉢形の身部に柱状の脚台が付く器形が特徴で、「美濃ヶ浜式」と呼ばれています。山口湾岸〜山陽小野田市本山半島までの分布が知られています。
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土師器甕
山口市美濃ヶ浜
 製塩土器に伴って土師器甕(かめ)が多く出土しています。口が「く」字形に短く外反する器形を特徴とします。濃縮させた海水(鹹水)を溜めた容器と推定されます。
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須恵器
山口市美濃ヶ浜
 美濃ヶ浜遺跡出土の古墳時代須恵器で、杯、壺、甕、ハソウなどがみられます。須恵器とは5世紀に伝来した朝鮮半島陶質土器の流れを汲む穴窯焼成の土器で、還元焔焼成のため多くは硬質で、灰青色をしています。なお、ほぼ同時期にあたる集落遺跡が北に隣接する兜山の南麓緩斜面で確認されています。
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管状土錘
山口市美濃ヶ浜
 漁撈用の網に付けられた土製の錘で、現代のものと形態が類似しています。遺跡は周防灘に面する秋穂半島揺木山と岩尾鼻を結ぶ海浜砂堆上周辺に立地していることから、漁撈と製塩活動を主な生業とする臨海型集落であったと推定されます。
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石製紡錘車
山口市美濃ヶ浜
 糸を紡ぐ際に用いる「はずみ車」です。加工の容易な滑石を素材とし、表面には細い線刻によって鋸歯文様が描かれています。古墳時代中期〜後期の資料と推定されます。
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石製模造品
山口市美濃ヶ浜
 鏡や玉、斧などを抽象模倣した祭祀具で、地元付近で産出する滑石を主な素材としています。製塩業に関わる祭りの道具と考えられます。
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須恵器有蓋壺
山口市馬塚古墳
 蓋をもつ小形の壺。食料などの貯蔵を目的とする古墳時代の容器です。なお、古墳は山口盆地最古の横穴式石室墳であり、6世紀初頭頃に比定されます。石室内からは本例のほか、豊富な副葬品が出土しました。
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須恵器ハソウ
山口市馬塚古墳
 小形壺の胴部に小孔を穿ち、孔に竹管などを挿入した容器で、「はそう(はさふ)」と呼びます。液体を吸ったり注いだりしたもので、平安時代の『延喜式』には注口部に篦竹を用いた記録がみえます。石室内からは本例のほかにも、豊富な副葬品が出土しています。
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刳抜式舟形石棺
山口市赤妻古墳
 1908(明治41)年の土取作業時に発見されました。山口県下唯一の例で、1993年に県の有形文化財に指定されました。巨大な砂岩を刳抜いて作られたもので、全長231p、最大幅98p、全高60p、蓋に4、身に2対の縄掛突起を持ちます。山口盆地を統率した女性首長の棺です。
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古墳副葬品
山口市赤妻古墳
 1908(明治41)年に発見された刳抜式舟形石棺には多量の副葬品が収められていました。棺内からは内行花文鏡、位至三公鏡、捩文(ねじもん)鏡など青銅鏡のほか、巴形銅器2、銅矛1、鉄剣2、刀子1、鉄針20以上、竪櫛26以上、勾玉12、臼玉41、瑪瑙玉360、管玉、切子玉、ガラス小玉などが出土しました。
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