| 香川県金山産サヌカイト |
| 香川県坂出市に位置する金山(かなやま)は、城山、国分台、連光寺山などとともにサヌカイト(和名は讃岐石)の一大産出地として知られます。古銅輝石安山岩の一種で、叩くと「カーンカーン」という透き通った金属音が響くことから、地元では古来、カンカン石とか、チンチン石と呼ばれ親しまれてきました。旧石器時代以降、中四国地方では最も普遍的な石器石材としてナイフ形、石鏃、スクレイパーなど、盛んに製作消費されました。広島県洗谷遺跡、愛媛県江口貝塚、糸大谷遺跡などの分析事例から、縄文時代後期以降になると1sを超す板状の大型石器素材が、瀬戸内海を介して運ばれていたことが知られています。山口県上関町の田ノ浦遺跡では2005〜2006年度の山口県埋蔵文化財センターの調査で縄文後〜晩期と推定される重量4.125kgのサヌカイト製板状素材が出土し、2007年夏に開催された第18回中四国縄文研究会等で話題を呼びました。 |
|
 |