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3.天文資料 -3.望遠鏡および測器類

御日目鏡
 これは江戸時代後期〜明治時代に製作されたと思われる真鍮製2段式の天体望遠鏡です。2段式でも3段式でも使うことができ、3段式で使う場合は地上望遠鏡(遠御目鏡)になります。対物レンズは2枚合わせで色消しレンズのようです。この望遠鏡は、接眼部にサングラス(太陽観察用の遮光ガラス)が組み込まれていることから、明らかに天体観測用です。この接眼部には接眼レンズ(凹レンズ)が4つ取り付けられていて、倍率が変えられるという珍しい機構がついています。この望遠鏡には毛筆の取扱説明書が残されています。
 大きさ :4.2cm(直径)×18cm(長さ)
 登録番号:歴美910-24
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遠御目鏡
 御日目鏡に第三筒を取り付けて3段式の望遠鏡にすると、この「遠御目鏡」に変わります。第三筒には正立系が組み込まれています。この望遠鏡の接眼部にはサングラスが取り付けられておらず、倍率も変えることはできません。この望遠鏡にも毛筆の取扱説明書が残されています。
 大きさ :4.2cm(直径)×28cm(長さ)
 登録番号:歴美910-24
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古渡遠目鏡
 これは江戸時代後期〜明治前期にかけて製作されたと思われる一閑張の4段式望遠鏡です。赤地に金箔で美しい模様が施されていますが、残念ながらほとんど剥落しています。その模様は岩橋系の模様に近いものです。岩橋系の模様とは、江戸時代の有力な屈折望遠鏡の製造・販売者である岩橋家が、その望遠鏡の鏡筒を飾るために用いた特有の模様です。対物レンズは単レンズで、第四筒には正立系があります。
 大きさ  :6.4cm(直径)×117cm(長さ)
 登録番号:歴美137-1
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遠目鏡
 これは3段式の鍛鉄製の望遠鏡で、製作年代は明治の頃と思われますが、いつまで遡れるかはわかりません。対物レンズが凸レンズ、接眼レンズが凹レンズのガリレオ式です。
 大きさ :3.9cm(直径)×59cm(長さ)
 登録番号:歴美910-21
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竹胴布張望遠鏡
 この望遠鏡は鏡筒に竹筒を使っています。現在は接眼部が欠損し、鏡筒部分の1段だけが残っています。資料名は「布張」望遠鏡となっていますが、布は全て剥がれて竹筒が露出しています。対物レンズは単レンズで正立系があったようです。
 この望遠鏡は明治維新前に、当時の厚狭郡吉田村(現在の山口県下関市大字吉田)の鋒火場で使用したものと伝えられています。幕末期に作られた国産の実用品と思われます。
 大きさ:6.3cm(直径)×76cm(長さ)
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竹筒布張望遠鏡
 この望遠鏡は鏡筒に竹筒を使ったもので、対物レンズが失われ接眼部も鏡筒から外れています。竹筒の表面を滑らかに整形し表面に和紙を貼って、その上に麻と思われる布を巻いています。接眼部は重ね巻きの和紙で作られていますが、巻きが解けて相当傷んでいます。山口博物館が収蔵している「竹胴布張望遠鏡」と大きさ、様式がよく似ており、同じ頃(幕末期)に作られたものかもしれません。
 大きさ:5.4cm(直径)×61cm(長さ)
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経緯儀
 経緯儀とは目標物の高度と方位を測る道具で、天体観測にも使われます(この場合は目標物が天体)。この経緯儀は真鍮製(台座木製)で、照準のための望遠鏡と、方位磁針、水準器が組み込まれています。サングラス(太陽観測用の遮光ガラス)が取り付けられていることから、天体観測を考慮して製作したものでしょう。この経緯儀は、大村益次郎(1825-1869:長州藩出身の幕末・維新期の軍政家)が使っていたと伝えられています。
 高さ :29cm(台座を含む)
 幅  :20cm(望遠鏡の長さ)
 奥行:15cm(方位角度目盛盤の直径)
 重量:2,960g(台座を含む)
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正午器
 正午器とは日時計の仲間ですが、その時々の時刻を求める道具ではなく、太陽の南中時刻(正午)だけを決める道具です。正午計、正午日時計とも呼ばれています。
 山口博物館にある正午器は、一見したところ日時計のようですが、盤面には時刻目盛がなく、十字線が刻まれているだけです。正午器に張った糸の影が、この十字線に一致する時を正午(地方視太陽時)とします。和時計の時刻に合わせに使ったものでしょう。この正午器は真鍮製で、江戸時代中期〜後期に作られたものと思われます。
 正午器盤面の大きさ:101mm(幅)×101mm(奥行き)
 1.収納箱(底部)
 2.収納箱(上蓋)
 3.正午器盤(ノーモンは折り畳んである)
 4.正午器盤の外枠(正午器盤の取付枠と、その吊下枠)
 5.錘 
 6.ノーモンのくり抜き部分に合致する真鍮板(使途不詳)
 7.ボタン状の錘? 
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六分儀
六分儀は18世紀に考案された天体の位置を測定するための器械で、円を六分の一に切り取った形をしていることから、その名前が付いています。六分儀は特に航海用として発達し、船上で天体の位置を測定して船の位置(緯度・経度)を知るために無くてはならないものでした。この六分儀にはイギリスHeath社の刻字があり、収納箱の箱書きから1880年代(明治20年頃)以前に製作されたものと思われます。
長さ :23cm
幅  :25.5cm(望遠鏡を除く)
厚さ :10cm(支持足を含む)
重量:1,520g(望遠鏡を含む)
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六分儀
 この六分儀は1917年(大正6)の製造で、イギリスHeath社の刻字があります。この六分儀は一部破損しています。
長さ :26.5cm
幅  :28.5cm(望遠鏡を除く)
厚さ :10.5cm(支持足を含む)
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