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地学地学 1.化石標本: 古生代の化石中生代の化石新生代の化石2.岩石標本: 深成岩半深成岩火山岩火砕岩砕屑性堆積岩生物的堆積岩化学的堆積岩広域変成岩接触変成岩大洋底変成岩3.鉱物標本: 岩国地域柳井地域徳山〜秋穂地域阿東地域阿武地域山口周辺地域宇部地域秋吉地域油谷〜下関地域4.火山写真: 下関火山群阿武火山群青野火山群その他5.地学景観写真: 名勝と天然記念物地形地層と岩石その他

山口県の化石
1-2 中生代の化石

 山口県美祢市から産出する無煙炭は、中生代始めのシダ植物・裸子植物の大ジャングルの名残りですが、その当時の大森林を形成した植物(トクサ類、シダ植物、ソテツ類、イチョウ類など)と大森林に生きていた昆虫たちを化石として見ることができます。

アステロテーカ(シダ植物)
美祢市大嶺町桃木産
 シダ植物は、古生代に巨木を形成して大繁栄しました。特に、古生代の石炭紀というのは、世界中で石炭のもとになった大森林の栄えた時代ですが、日本は当時海底にあったために、この時代の化石や石炭は産出しません。日本で大森林を形成したのは中生代のトリアス紀です。山口県では、トリアス紀の美祢層群からトダイテスやアステロテーカなどの大型のシダ植物を始めとする数多くの植物化石が産出されました。アステロテーカは、現在の九州以南にあるリュウビンタイの祖先と考えられています。
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ポドザマイテス(球果植物)
美祢市大嶺町桃木産
 ポドザマイテスは、中生代に限って生存した裸子植物です。ソテツ類の葉にかなり似ていたため、ソテツ葉植物であると長い間考えられていましたが、雌性繁殖器官の構造や表皮構造により、現在では、絶滅した球果植物の一つと考えられています。
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ネオカラマイテス(トクサ類)
美祢市大嶺町旧はせが谷炭坑産
 トクサの化石は、トリアス紀の地層に多産し、ネオカラマイテスのような大型化石が発見されています。ネオカラマイテスは現在のスギナに似ています。古生代のカラマイテスの幹の直径は2mに達しましたが、その後どんどん小型化し、中生代のネオカラマイテスは約10cm、現在のトクサは1cm以下です。
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バイエラ(裸子植物)
美祢市大嶺町産
 イチョウの祖先です。イチョウは、生きた化石と呼ばれ、現在ではギンゴ・ビローバという種類だけが、しかも日本と中国大陸の奥地に生育しているだけです。しかし、中生代ジュラ紀(今から約2億年前)の陸地には、イチョウが大繁栄し、世界的な分布を示していました。中生代のイチョウは現生のものとちがって葉が多数の裂片に分かれ、深くさけています。山口県では、大嶺炭田より立派な化石が多数採集されました。
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甲虫の一種(昆虫類)
美祢市大嶺町産
 大嶺地域で、石炭の採掘が盛んだったころ、ここから、日本で初めて中生代の昆虫化石が発見されました。それは、小さなゴキブリの前羽の一つでした。その後、ぞくぞくとゴキブリ、カワゲラ、甲虫 の仲間が発見されています。
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クラドフレビス(シダ植物)
下関市清末町阿内産
 シダ植物は、美祢層群だけでなく下関市から菊川町にかけて分布する豊西層群からもたくさん産出します。この標本はクラドフレビスとなっていますが、シダ植物のなかで、詳細が不明なために名前がつけられないものに便宜上つけられた名前です。
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ペリスフィンクテス(頭足類)(模型)
美和町大根川産
 アンモナイトは、中生代の代表的な示準化石で、イカやタコの仲間の頭足類に属します。中生代末期に絶滅し現在では生存していません。山口県では、豊田町および菊川町付近に分布する豊浦層群から多産し、西中山のアンモナイトとして古くから知られています。このペリスフィンクテスは美和町大根川から採集されたものですが、山口県で最大のアンモナイトです。
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フッシニセラス(頭足類)
豊田町石町産
 アンモナイトは、中生代の代表的な示準化石で、イカやタコの仲間の頭足類に属します。中生代末期に絶滅し現在では生存していません。山口県では、豊田町および菊川町付近に分布する豊浦層群から多産し、西中山のアンモナイトとして古くから知られています。
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