ここで紹介しています資料は収蔵資料ですので、常時展示しているものではありません。また、画像資料の利用については当館の許可が必要です。無断での使用を禁止します。
山口博物館の動物資料
動物は、地球上のあらゆる環境に生息しています。生息環境に適応するために、動物たちの姿・形は多様なものになっています。また、最大のほ乳類であるシロナガスクジラから肉眼では見えないような動物プランクトンの仲間まで、大きさにも大変な差があります。
山口博物館では、さまざまな動物に関する資料を収集・保存していますが、その方法も多様性に富んだものとなっています。
標本は、一般的には乾燥標本と液浸標本とに大別されます。乾燥標本には、剥製・皮・骨格・卵殻・貝殻などがあります。ヘビやトンボの幼虫(ヤゴ)の脱け殻なども、標本として扱っています。液浸標本はホルマリンやアルコールに漬けたものですが、魚類など水生動物の他に、乾燥させると形がくずれやすい場合にも液浸にします。透明なアクリル樹脂に封入することもあります。この他にも、微小な動物や体の一部を顕微鏡で見るためのプレパラート標本もあります。
展示などで、動物の生態や行動をよりわかりやすく紹介したい場合には、資料として精密な模型(レプリカとよぶ)を用意します。また、生態や行動を記録した写真やビデオなどの映像も、重要な資料です。さらに、種数の多い動物のことを調べたり、紹介したりするために必要な文献や書籍も、資料として収集・保管しています。
|