地学地学 1.化石標本: 古生代の化石中生代の化石新生代の化石
2.岩石標本: 深成岩半深成岩火山岩火砕岩砕屑性堆積岩生物的堆積岩化学的堆積岩広域変成岩接触変成岩大洋底変成岩
3.鉱物標本: 岩国地域柳井地域徳山〜秋穂地域阿東地域阿武地域山口周辺地域宇部地域秋吉地域油谷〜下関地域
4.火山写真: 下関火山群阿武火山群青野火山群その他

ここで紹介しています資料は収蔵資料ですので、常時展示しているものではありません。また、画像資料の利用については当館の許可が必要です。無断での使用を禁止します。

1. 山口県の化石
    -1.古生代の化石 -2.中生代の化石 -3.新生代の化石
   
2. 山口県の岩石
    -1.火成岩(深成岩半深成岩火山岩火砕岩
    -2.堆積岩(砕屑性堆積岩生物的堆積岩化学的堆積岩
    -3.変成岩(広域変成岩接触変成岩大洋底変成岩
   
3. 山口県の鉱物
    -1.岩国地域 -2.柳井地域 -3.徳山〜秋穂地域
    -4.阿東地域 -5.阿武地域 -6.山口周辺地域
    -7.宇部地域 -8.秋吉地域 -9.油谷〜下関地域
   
4. 山口県の火山
   -1.下関火山群  -2.阿武火山群  -3.青野火山群  -4.その他
   
5. 山口県の地学景観
   -1.名勝と天然記念物  -2.地形  -3.地層と岩石  -4.その他


1.山口県の化石

 山口県は、古生代から新生代まで、ほぼすべての時代の地層が存在し、化石もすべての時代から産出する全国でも有数の化石産出県です。地学常設展示室では、県内で発見された化石を中心に展示しています。ここで紹介する化石標本は現在展示中です。

古生代の化石
  山口県の秋吉台は石炭紀〜ペルム紀にかけて形成されたサンゴ礁の名残りで、その当時のサンゴ礁を形成した生物たち、またはサンゴ礁に生息していた生物たちを化石として見ることができます。
中生代の化石
  山口県美祢市から産出する無煙炭は、中生代始めのシダ植物・裸子植物の大ジャングルの名残りですが、その当時の大森林を形成した植物(トクサ類、シダ植物、ソテツ類、イチョウ類など)と大森林に生きていた昆虫たちを化石として見ることができます。
新生代の化石
  山口県の秋吉台や瀬戸内海は、かつてオオツノシカやナウマンゾウなどがかっぽしていた草原であり、その当時のほ乳類動物を化石で見ることができます。また、山口県の新生代第三系の地層からカメの化石、クジラの化石、植物化石、貝類化石などが産出しています。

2.山口県の岩石

岩石は大きく次の3つに分けることができます。

・火成岩(マグマからできた岩石)
   火成岩は、深成岩半深成岩火山岩火砕岩に分けられます。
・堆積岩(砕屑物や生物の遺骸が固まってできた岩石)
   堆積岩は、砕屑性堆積岩生物的堆積岩化学的堆積岩に分けられます。
・変成岩(熱や圧力で元の岩石が再結晶してできた岩石)
   変成岩は、広域変成岩接触変成岩大洋底変成岩に分けられます。
 ここに紹介する岩石標本はすべて、山口地学会編「山口県の岩石図鑑」(第一学習社刊)に掲載されている標本です。これらの標本は山口地学会から寄贈を受け、現在地学常設展示室に展示しています。

3.山口県の鉱物

山口県のおもな鉱物産地を9つに分けて表示しています。
-1.岩国地域 -2.柳井地域 -3.徳山〜秋穂地域
-4.阿東地域 -5.阿武地域 -6.山口周辺地域
-7.宇部地域 -8.秋吉地域 -9.油谷〜下関地域
これらの鉱物標本は収蔵資料であり、常設展示室には展示されていません。
岩国地域 柳井地域 徳山〜秋穂地域 阿東地域 阿武地域 山口周辺地域 宇部地域 秋吉地域 油谷〜下関地域

4.山口県の火山

 火山は160万年前から現在までに噴火した山のことです。つまり第四紀に噴火した山です。山口県には約70存在します。そのうち,火山活動の特徴や分布地域,時期によって大きく3つの火山群(下関火山群,阿武火山群,青野火山群)に分けられています。(参照:山口の火山一覧)

下関火山群
  下関市六連島と椋野の2ヶ所に溶岩台地があります。これらは約120万年前に噴火した火山群です。六連島の溶岩台地をつくる玄武岩には金雲母が入っており,大変珍しいことから国指定の天然記念物となっています。(参照:下関火山群の分布)
阿武火山群
  山口県北西部の萩市・阿武町にかけて溶岩台地やスコリア丘,溶岩平頂丘が点々と広範囲に分布しています。これら火山は約200万年前〜150万年前の前期と,約80万年前〜8800年前の後期の2回に分けて火山活動を起こしています。過去1万年前に噴火した火山をとくに活火山と呼んでいますが,阿武火山群も活火山に指定されています。(参照:阿武火山群の分布)
青野火山群
  山口県南東部にあたる周南市一帯には,たくさんの溶岩円頂丘(溶岩ドーム)が分布しています。島根県津和野町にある青野山はその典型で,お椀を伏せたようなきれいなドーム状の形をしています。青野火山群の火山活動は100万年前〜10万年前の間に起こっています。(参照:青野火山群の分布)
その他
  山口県の火山地域にみられる火口,溶岩,火山湖の跡など火山関係の写真を紹介します。

5.山口県の地学景観

 秋吉台、青海島、長門峡と山口県には景勝地がたくさんあります。 それらは岩石や地層によって形づくられた絶景であることが多いです。 「山口県の地学景観」では天然記念物や名勝に指定された地学に関わる景勝地を紹介します。 また、ごく身近にある岩石や地層のある風景もあわせて紹介します。

名勝と天然記念物
  山口県は、国指定天然記念物が49件あります。そのうち地質鉱物分野では15件あり、 内訳は特別天然記念物が2件、天然記念物が8件、天然記念物及び名勝が1件、 名勝及び天然記念物が4件です。県指定や市町指定の地質鉱物分野の名勝並びに天然記念物もあります。
地形
 本州の最西端に位置する山口県は、三方を海に囲まれ中心を中国山地が東西に伸びています。 このように海・山に恵まれた山口県は様々な地形を有しています。 また、県の中央部には日本最大のカルスト台地(石灰岩でできた台地)を有しており、他県では 見ることのできない様々なカルスト地形(石灰岩の溶食による地形)を見ることができます。 (参照:秋吉台のカルスト地形の模式断面図)
地層と岩石
 山口県の大地は、古生代シルル紀(約4億3千万年前)から新生代第四紀完新世(現在) までのいろいろな時代につくられたさまざまな種類の岩石からできています。 岩石はその種類によって個性的で雄大なさまざまな山口県の自然景観を生み出しています。 ここでは、地層と岩石からできた景観を紹介します。
その他
 山口県にある鉱山跡、採石場などの写真を紹介します。

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